お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」
夏場、シャワー派ですので、お風呂に浸かることがありません。そのため、シャワーを浴びた後、家族のために前日の残り湯を抜きながら、浴室内の掃除を素っ裸でするのが日課でした。
その日は、天井の汚れも気になって、イスを台にして天井掃除をすることに。はじめは調子よくゴシゴシ出来たのですが、やや手が届かない箇所が増えたので、本来一端降りて、イスをずらして再開すれば良いものを、無理して乗ったまま移動したその瞬間、ガン~。
一瞬で、ひっくり返りました。ほんの一瞬にもかかわらず、走馬灯のように「あっ!駄目だ!もう死んだな!」「ここは、あの世だな!」こんな記憶が去来したのです。
流石に凄い音だったらしく、女房が吹っ飛んできて、「どうしたの?!」。
この声に、「あっ、もしかしたら生きてるかもしれない」と感じ、冷静に自分が置かれた状態、これは素っ裸で横たわっている状態を発見し、「おー、何とか大丈夫だ。ちょっと滑っただけだよ」と応答できる自分がいました。
もちろん転倒の瞬間、何も覚えてはいません。
打撃カ所は、首と肩、主に肩にあざができてました。浴室のシャワー水栓蛇口の部分に当たったわけですから、当然頭もぶつけていますが、ダメージは肩のみだったのです。
「九死に一生を得る」の表現を使うほどのシチュエーションではありませんが、生死を分けた出来事でした。
ちなみに、浴室のシャワー水栓蛇口は一部陥没、あと足で蹴りが入ったらしく、浴室ドア(プラスチック製)が亀裂してました。
夏の出来事でした。